活泉水でピロリ菌保有者の数値がみごとに低下
一般的に、人間の体は弱アルカリ性に保つのがよいとされています。
しかし、肉食中心の現代人は、残念ながら体が酸性に偏りがちで、酸化しやすくなっています。
これが老化や慢性疲労の原因の一つとされており、さまざまな健康トラブルの引き金になることがあるのです。
例えば、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃ガンといった消化器系の疾患でも、胃腸が酸性に傾きます。
そこで、活用されているのが「活泉水」という水です。
すでに、鹿児島県にある病院では、1995年から活泉水を導入しています。
というのも、病院の近くにある世界有数の活火山、桜島の火山層には、クロレラやミネラルが豊富に含まれています。
その火山層から、長い年月をかけて湧き出た活泉水を取り入れることで、患者さんの健康維持に役立てようと考えられたからです。
そして、私か改めて注目しているのが「ピロリ菌と活泉水」の関係です。
現在、日本人の半数以上が胃の中にピロリ菌を持っているといわれます。
このピロリ菌は、高齢者になればなるほどふえていき、胃ガンや胃潰瘍をはじめ、十二指腸潰瘍などの原因になるとされています。
ところが、その病院に入院されている患者さんのピロリ菌保有率は、わずか3割ほど。
高齢者に限れば、通常約8割のかたが持っているといわれますから、その病院の数字が、いかに少ないかがわかります。
理由は、おそらく活泉水のアルカリ度によるものと考えられます。
普通の水が、弱酸性か中性のpH7前後であるのに対し、活泉水はpH10前後と、アルカリ度が非常に高いのが特徴です。
これは、ホウレンソウやヒジキ、ワカメに匹敵します。
そもそも胃薬は、胃酸過多になった状態を中和するために飲むものです。
アルカリ度の高い活泉水が胃薬のような働きをして、胃の粘膜を元気づけることにつながったのではないか。
そんな仮説を立て、過去に患者さんのピロリ菌血清の抗体を調べてみたことがあるすです。
まずは、脳梗塞や認知性などで入院中の高齢患者さんを検査しました。
ピロリ菌の血清抗体が陽性だった人を対象に、体内に取り込む水分を、すべて活泉水に切り替えていただきました。
1年ほど経過したところで、再度ピロリ菌の血清抗体検査をしたところ、驚いたことに全員の数値が低下していました。
やはり、活泉水を飲むことで中和作用が働き、ピロリ菌の減少につながったのではないかと考えられています。